2022.06.04

【美肌は炭酸水で作る!】デメリットとなる肌タイプと炭酸水で洗顔する注意点とは?

「炭酸水で洗顔すると肌がきれいになる」と聞いたことがあるかもしれません。
炭酸水で洗顔することで、いったいどんな効果があるのでしょうか?
1つめは、皮脂汚れが落ちることです。
炭酸水に含まれるシュワシュワとした炭酸ガスは、毛穴に詰まった皮脂や角質を吸着してくれるので、これらの毛穴汚れをきれいさっぱり落としてくれます。
脂性肌や肌のべたつき・メイク汚れの洗い残しなどが気になる方に特におすすめです。
肌への負担をかけずに汚れを落としてくれるので、トラブルなくツルスベ肌になることができます。
2つめは、血行が良くなることです。
炭酸水に含まれる炭酸とは、二酸化炭素です。
この二酸化炭素が顔に触れるとこで、肌に流れる二酸化炭素の濃度が高まり血流がよくなります。
血流がよくなったお顔は、肌の血色がアップし明るい印象になるでしょう。
また、スキンケアの美容成分の浸透力も上がるので、普段より美容効果を感じやすくなります。
3つめは、肌のターンオーバーが整えられることです。
皮脂汚れが落ち、血行が良くなったお肌は、正常な肌のターンオーバーのサイクルを取り戻すことができます。
ターンオーバーが整えられたお肌は、お肌のバリア機能が高まり乾燥肌やニキビなどの肌トラブルも起きにくくなります。
また、正常なターンオーバーは肌の表面に沈着したメラニンを排出する機能が働くので、シミの予防効果もあります。
このように、炭酸水で洗顔すると外部刺激に強く潤いのある美肌を手に入れることができます。



炭酸水で洗顔するデメリットは?

いいこと尽くしのように聞こえる炭酸水洗顔ですが、実は逆効果になってしまうことがあります。

⇒炭酸水を使った洗顔について詳しく知りたい方はこちら

炭酸水がデメリットになる肌タイプ

ここでは、デメリットとなる4つの肌タイプについて説明します。

炭酸水は敏感肌にはデメリット

小さな刺激にも反応してしまうような敏感肌の方にはおすすめできません。
炭酸水で洗顔すると、どうしてもシュワシュワとした刺激を感じます。
肌が赤くなってしまったり、かゆみなどの肌トラブルを引き起こす要因となってしまうので最初に試す際は部分的にテストしてから洗顔するようにしましょう。

炭酸水は乾燥肌にはデメリット

炭酸水の洗顔は皮脂や角質などの汚れを吸着してくれますが、必要以上に皮脂が奪われると、肌に必要な保湿成分が失われてしまいます。
もともと乾燥気味のお肌の方は肌がヒリヒリしたり、赤くなることがあり、また炭酸水の洗顔で必要な皮脂が奪われることで肌を守ろうと過剰な皮脂を作ってしまいます。
その過剰な皮脂が原因で、肌がべたついたりニキビなどの肌トラブルを起こします。

炭酸水はアトピー肌にはデメリット

アトピー肌は、皮ふのバリア機能が低下しているため様々な刺激に皮ふが反応して炎症が生じてしまいます。
そのため、炭酸ガスのシュワシュワとした感覚も刺激となってしまう可能性があるので控えるようにしましょう。

炭酸水はニキビ肌にはデメリット

ニキビには「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」の三種類があります。
中でも「赤ニキビ」は毛穴内部が炎症を起こしている状態です。
このような赤ニキビができてしまっている場合は、炭酸水での洗顔は行わないことをおすすめします。
炭酸水の刺激で、膿んでしまったりニキビが増えてしまう可能性があります。

肌の状態でデメリットになる炭酸水

肌の状態によって、炭酸水で洗顔を行うと肌荒れを引き起こす要因となる場合があります。
特に注意してほしい状態は
・顔に引っかき傷や、ニキビをつぶした跡があるとき
・花粉や季節(乾燥や汗など)でお肌が敏感になっているとき
・生理前から生理中にかけて、ホルモンバランスの乱れでお肌が敏感になっているとき

このような状態のお肌は、炭酸水での洗顔を控えたほうがよいでしょう。
必要以上に刺激してしまうと、悪化するきっかけとなってしまう可能性があります。

炭酸水で洗顔する時に気をつけてほしいポイント

自分の肌タイプや状態を見極めたうえでどのように炭酸水で洗顔したらいいのでしょうか。
炭酸水で洗顔する方法はとても簡単で、普段の洗顔で使用する水を炭酸水に置き換えるだけです。
具体的な洗顔方法は以下の通りです。

①炭酸水で顔を軽く予洗いする
炭酸水をはった桶から炭酸水を両手にすくい、優しく洗い流してください。

②洗顔料に炭酸水を混ぜこみながら作った泡でやさしく顔を洗う
少量ずつ炭酸水を足して泡立てましょう。
空気を含んだモコモコの泡をすばやく立てることが炭酸水洗顔の効果を高めるコツです。
泡立て用のネットを使えば、簡単にボリューミーな泡が作れるのでおすすめです。
肌と手の間に泡がクッションとなるように包み込み、なでるように洗いましょう。
皮脂の多いTゾーンから小鼻周辺、最後にあごやフェイスラインという順でテンポよく素早く洗いましょう。

③顔についた泡を炭酸水で洗い流す
洗い残しがないように、入念に行いましょう。
髪の生え際やあご下、フェイスラインは洗い忘れがちなので、しっかりと落としましょう。
その際、こすって落とすのはNGです。
やさしく炭酸水をあてるように洗ってくださいね。

とても簡単な手順ですが、気を付けたいポイントが3つあります。

炭酸水での洗顔のしすぎには注意

炭酸水での洗顔は、皮脂や角質などの汚れを効果的に落としてくれるのがメリットですが、あまり熱心にやりすぎないようにしましょう。
洗い過ぎるために、肌に必要な水分や保湿因子まで流されてしまい、乾燥肌を招く恐れがあります。
炭酸水洗顔を始めたばかりの方は、月に一回程度から始めてみて徐々に頻度を上げてみましょう。
最終的には一日のうち朝晩のどちらか一方行い、週に2~3回のペースで炭酸洗顔することで、最大の効果を感じるはずです。

炭酸水の刺激を強く感じたらすぐやめる

普段通りのお肌と感じていても、その時の体調や外部環境の影響で気づかないうちに乾燥肌や敏感肌に傾いているケースがあります。
特に、生理前後は肌が敏感になりやすい時期です。
炭酸水洗顔をしていて、強いピリピリと刺激を感じたりいつもと違う不快な感覚が残るようなときはすぐに使用をやめてください。
使用をやめてしばらく経っても肌の状態が良くならない場合は、近くの皮膚科に相談してくださいね。

洗顔で使う炭酸水の種類に注意

市販の炭酸水を購入する際は、以下の3つのタイプに該当するがチェックしましょう。

①無糖タイプ
糖分が入っている炭酸水で洗顔すると、肌がベトベトしてしまい不快です。
肌に糖分が浸透し、肌トラブルの原因にもなってしまいます。
また、無糖タイプでもフレーバーつきの炭酸水も見られますが、これらは炭酸以外に香料が添加されているため、肌への刺激となってしまうためNGです。
必ず、炭酸ガスと水のみでできている炭酸水を選ぶようにしましょう。

②軟水タイプ
炭酸水を購入する場合、軟水のものを選ぶようにしましょう。
日本の水は軟水ですが、普段慣れていない硬水で洗ってしまうと急に肌がゴワついたと感じるかもしれません。
硬水はもともと肌の乾燥感が強くなってしまう性質があるので、炭酸水においても軟水で作られているか必ずチェックしましょう。

③強炭酸タイプ
炭酸水には、強炭酸や微炭酸など種類があります。
炭酸洗顔の効果を存分に感じるには、やはり炭酸が強いものを選ぶべきです。
ただし、はじめて使用する場合や肌が揺らいでいる場合などは、刺激が強すぎてしまい肌が荒れてしまう可能性があります。
最初は微炭酸からはじめて肌に問題のないことを確認してください。
それから炭酸の強さを調整するのがよいでしょう。

まとめ

炭酸水の中に含まれる炭酸ガスが、皮脂や角質を吸着し汚れを落としやすくしてくれることがわかりました。
また、シュワシュワとした刺激が血行を良くしターンオーバーが整えられることで、肌トラブルにさらされにくい健やかな肌を手に入れることができます。
しかし、お肌のタイプや炭酸水の種類によってお肌に刺激となってしまうものもあるので、注意点を意識して慎重に取り組んでください。
炭酸水洗顔を正しく理解して行えば、美肌美人になる道はきっと近いはず!
今回の記事を参考に、ぜひ炭酸水洗顔を毎日のケアに取り入れてみてくださいね!